2023年驚いたワイン!カテナのアラモス お値段以上の美味しさに感動 #ワイン好き #特別な一本
2023年もあと数日。
今年も様々なワインとの出会いがありました。
その中でも印象に残った1本をご紹介したいと思います。
香り、お味、それに似合わぬ価格。驚きの1本です。
その名はカテナ
カテナの歴史は1902年にニコラ カテナ氏がイタリア・マルケ州よりアルゼンチンに渡り、メンドーサでブドウ畑を開墾したことから始まります。
三代目にあたる現当主ニコラス カテナ氏(Nicolás Catena Zapata)が、
経済学を学んで、1980年代にカリフォルニア大学バークレー校の客員教授として滞在したナパヴァレーで、新世代の生産者たちに触発されて帰国し、メンドーサの家族ワイナリーに近代的なワイン造りの技術と設備を導入しました。
南米のグランクリュと呼ばれるアドリアナ・ヴィンヤードを発見し(標高850~1,500mに6つの自社畑を所有)
2001年世界の主要6都市で行われた、シャトー・ラトゥール、オーブリオン、オーパスワンなども参加するブラインド・テイスティングで彼の造るワインが常に1位2位に輝きました!
ワイン評論家パーカー氏は、【世界の傑出したワイナリー100】という本の中で、アルゼンチンワイン生産者としては初めて、最高評価の【5つ星】を与え、称賛します。
「アルゼンチンを世界のワイン地図に載せた男」とも言われています。
デカンター・マン・オブ・ザ・イヤーに選出
また、カテナ氏は2009年にイギリスDecanter誌の「マン オブ ザ イヤー」に南米の造り手としては初めて選ばれました。
この賞に選ばれている方々は、ペトリュスの当首であるクリスチャン・ムエックス氏や、マルセル・ギガル氏、ロバート・モンダヴィ氏などワインの伝説的な人物ばかりです!すごい。
アルゼンチン・メンドーサのテロワール
アンデス山脈の麓とはいえ、標高1000メートルから1500メートルという高地に畑を作り、標高の違う畑では、微妙に気候や環境、土壌が異なり、ニュアンスが異なるブドウができることに着目し、その微妙な味わいの違いをブレンドすることによって味わいに奥行きと深みを生み出してきました。
マネージング・ディレクターを務める娘で医師のラウラ・カテナ博士は2022年こんな風にインタビューに答えています。(親子そろって秀才なんですね。お父さんは学者、お嬢さんは医師)
「父は真のパイオニアです。誰もブドウの木が熟すとは思わなかったような高い場所に植えることを決め、アルゼンチンに革命を起こした。マルベックは深みがあり、熟成に耐えるワインを造れるという彼のビジョンによって、マルベックはアルゼンチンを代表するワイン品種となった。私たちは、世界の最高峰と肩を並べるアルゼンチンワインを造るという父の使命に向かって努力を続けている」
ワールドベストヴィンヤード1位に輝いた!
美しい山々に囲まれ、高地に存在するこのヴィンヤード。
ホームページの写真を見るだけで、うっとりします。
私自身も人生に一度は訪ねたい場所です。
そんなカテナは今年も、最も訪れたいワイナリー1位に輝きました。
そして私が感動した1本
もちろんカテナのマルベックは飲みたいワインですが、私が感動したワインは、
【カテナ エクストラ ブリュット】です。
シャルドネ70%、ピノノワール30%
瓶内2次発酵(シャンパーニュと同じ製法)で、
細かな泡に濃厚でミネラル感を感じる味わい。これがスパークリングワイン?これが2000円以下?最初に飲んだときは、本当に驚きました。
2回目に飲んだときは、期待値が高すぎたのか、少し雑味も感じたのですが、
それでも同じ価格帯のスパークリングワインに比べると、やっぱり感動しました。
間違いなく来年もデイリーにいただくwineとなりそうです。
お正月の乾杯にもお勧めの1本ですよ。