アメリカのウエディングプランナーと日本のウエディングプランナーの違いを考える
おはようございます。忘年会が多い時期ですね。お風邪に注意してください。
さて、今日はアメリカのウエディングプランナーと、日本のウエディングプランナーを比べ、そこから今後の日本のウエディングもちょっとだけ想像してみようかな・・と思っています。
<目次>
1、アメリカのウエディングプランナーは
意外と知られていないのですが、アメリカのカップルで、ウエディングプランナーを雇うのは、上流階級のお金もちだけです。
それ以外の大多数の人たちは、自分や自分の友人(ベストマン・ブライズメイズ)たちが結婚式の準備をします。
DIYウエディングですね。昨日は日本のDIYウエディングについて書きましたから、こちらも読んでみてください。
アメリカのウエディングプランナーは、セレブに指名をもらい仕事をしています。
ウエディングの総監督役という立ち位置で、コンセプトやテーマのセンスは当然のことながら、わがままなセレブ達の集まるパーティーをしっかり取り仕切る役割が大きく、調整役として任せられる人物、キャリアも実績もある人たちです。
なんと、有名なウエディングプランナーにお願いすると、そのフィー(代金)だけで、1000万円~というのも、珍しくないそうです。
有名なウエディングプランナーでは、年齢も40代~60代が活躍している世界。
すごいですね~。
もちろん、プランナーもピンキリだそうですが、ほとんどのカップルは自分達で準備をしますから、プランナーとして食べていくのは大変なことなんだそう。
若いプランナー志望の子は、有名なプランナーのアシスタントとして、その技術を近くで勉強し、自分の力を磨きます。(このお話はNY在住のウエディングコンサルタントの千葉さんから、数週間前に伺いましたので、今のNY事情です。)
2、日本のウエディングプランナーは
日本では、会場に見学にいけば、その会場専属のプランナーさんがいます。
式場を探す前にウエディングプランナーを探すカップルは殆どいません。
式場のブライダルフェアーに行き、成約さえすれば、あとは式場プランナーさんが全てを導いてくれます。
ですから、日本ではお金を払って、プランナーを雇うという認識はほとんどありませんよね。
日本では、20代から30代のプランナーさんが一番活躍しています。
新郎新婦の年齢にも近く、女性でそれくらいの年齢のプランナーさんが一番人気です。
彼女らのお給料は決してアメリカのようなものではなく、普通のOLさんくらいか、少しそれより少ないくらいで会社に雇われ働いています。
そして大抵は、結婚して退職をし、子育てが終わった40代から復帰する人も、全体の人数で考えると、そんなに多くはありません。
3、これからの日本のウエディングはどうなっていくのか?
ここからは、想像と予測のお話しにはなるのですが、日本は少子化で結婚するカップルが減っているという現実があります。
ですから、結婚式も減ってきていますし、経済的な理由などもあり、無し婚(結婚式しない層)も全体の20%くらいになっています。
また、SNSが一般的になり、DIYウエディングも増えてきました。
「#セルフ前撮り」と検索しますと、インスタで3万くらいの写真が上がってきます。
前撮りまで自分達で行うカップルが現れました。
でも、よく投稿を見ると、セルフ前撮りもやって、プロにも撮ってもらうという贅沢カップルが、このセルフ前撮りをしている傾向もありますね。
色んな国に行って、そこでセルフ前撮りをしている有名インスタグラマーさんもいます。
これからの日本のウエディングは、次の3タイプに分かれていくのかも知れません
<岡澤の予測>
①全部自分たちでやりたいという人(DIY・リーズナブル)
②今まで通り、会場のプランナーさんに任せたい人(日本流・式場の値段)
③自分たちに合ったプランナーを探して、会場探しより先にプランナーを探す人(コスパ良し・お金の掛けどころもアドバイスもらえる)
私は、ウエディングのプロデュースを通して「岡澤流ウエディング」を知っていただき、その先に、いつか自身の式場を持ちたいと思っています。
こんな少子化の日本で、投資額も半端ない、ハイリスクでしかない、結婚式場をやりたいなんて、ただのクレイジーです(笑)。
でも、その理由もありまして・・それはまた後日に書こうと思います。
今日はアメリカと日本のウエディングプランナーの比較から、これからの日本のウエディングを考えてみました。
あなたのご感想もお教えください。
お二人の結婚式が上質で温かく、価値のある1日となりますように。
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