【マナー本著者が教える】結婚式お呼ばれ服装で気をつけるポイント
服装のマナーのことで最近、国民の多くから盛大なダメ出しを受けた人・・と聞いて、ピンとくる人物と言えば?
公式な場で、膝上の白いワンピースを着てしまい、周りのゲストの方々と、服装が大きく異って、ご本人も終始バツの悪そうな顔。
彼女の立場が、国を代表するような人の奥様だったことで、大きな話題になりました。
その人物、もうお分りですよね?
また、つい先日、卓球の福原愛さんが、台湾の友人の結婚式にカジュアルなワンピースとショートブーツを履いて出席。
そのインスタを見た人たちから「カジュアルすぎるのでは?」という意見が上がりました。(ちなみに、台湾では結婚式の際、カジュアルな洋服で参列するのが一般的なので、これはマナー違反ではないそうです)
日本では、服装のマナーなんて気にしないという人が増えただろう、「好きな服を着たらいいやん」という意見の人が大半なのだろうと、勝手に想像していた私でしたが、この2つの話題を見て、まだまだ服装のマナーは日本にしっかりと根付いているんだなぁと、意外性を感じました。
今日は、結婚式のゲストとして招かれた際、恥をかかないための基本マナーをご紹介しようと思います。
結婚式の服装マナーで気をつけること
結婚式は忘年会や誕生日会とは違い、式典の要素が強く、厳粛な場でもあります。
おめでたい席にふさわしく、華やかさを大切にしながらも、式典にふさわしい、礼節をわきまえた服装をしましょう。
結婚式お呼ばれ服装マナー女性編
■18時までのパーティには露出を避ける(夜は大丈夫です)
■「白」は花嫁の色なので、白色の服装はしない。
■全身「黒」はお葬式を連想させ、縁起が悪いと思われるので避ける。
■動物柄、ファー、毛皮、爬虫類などの素材は殺生をイメージするので避ける。
■ビニール製のバッグなどもカジュアル過ぎるので、シルク・サテンなど上品な輝きの布製の小さめのバックがふさわしい。
■サブバッグに紙袋(ブランドのショップ袋)などを持たない。親族や親御さんもいらっしゃるので、お招きに対して失礼にならないよう気をつける。
■ブーツやサンダル、ミュールといったような靴は不向きです。細いヒールのシンプルなパンプスが良いでしょう。
■タイツや素足はNG。ナチュラルなストッキングを着用します。但し黒のストッキングは不祝儀をイメージさせるので避ける方が無難です。
■目立ちすぎるアクセサリーはNGです。パールやさりげないコサージュなどがお勧めですよ。
■ヘアースタイルやメイクには、制限はないのですが、上品で華やかさが大切。スッピンやボサボサヘアーはもちろんNGです。
■着物の場合は、黒留袖(親族が多い)、色留袖、訪問着、振袖、色無地、付け下げなどから、会場に合わせてチョイスしましょう。
黒留袖を着るのは、家族や親族だけというのが、一般的になりました。
結婚式お呼ばれ服装マナー男性編
■基本は黒スーツとされます。礼服として日本では売られています。
最近は、グレー・ネイビーなどが人気です。派手になり過ぎないストライプのスーツも問題ありません。ビジネススーツはNGです。
■スリーピース(ジャケット・ベスト・スラックス)を選ぶ人も多いです。
■黒のスーツに黒のネクタイでは、お葬式になるため、ネクタイをカラーにしたり、Yシャツなども色付きのものにする男性が増えました。
■派手すぎるスーツはNG。(白・ピンクなどのスーツはNG)
■ネクタイの基本は、白や薄いシルバー。蝶ネクタイを選ぶのも個性が発揮されて良いでしょう。
■おしゃれは足元から。革靴か、エナメル素材のフォーマルな靴を1足は用意しておきましょう。ローファーやスニーカーなどはNGです。カラーも茶色などより、黒の方が格式高く見えます。
■靴下は、ストッキングのような薄い透けたものを用意するのが一般的です。分厚いカジュアルソックスは不向きです。
■黒シャツや柄シャツも、カジュアルなパーティならOKの場合もありますが、基本は避けるようにします。
■ビジネスバックやリュックもNGです。
■髪型、ひげ、鼻毛、体臭など身だしなみは、いつもより入念になさってください。
まとめ マナーそれは相手を思う気持ち
相手も自分も、そのハレの場で気持ちよく過ごせるのがマナーの基本ですね。
明らかにマナー違反の服装や身だしなみは、口には出さなくても、周りのひとたちは、非常識だなと判断しています。
新郎新婦、ご両親に敬意を払う気持ちを忘れないようにしたいものですね。
身だしなみに気をつけて、結婚式をお祝いしましょう。
結婚式参列のマナーを知っていると、自分が新郎新婦になったとき、ご友人たちの姿を見て、より嬉しく感じるはずです。
もしよろしければ私の本の方もよろしくお願いします。
あなたの結婚式が上質で温かく、価値のある1日となりますように。