年末・年始の結婚挨拶マナー!恥をかかないための5つのポイント
連日の忘年会で、体重増加が気になる岡澤です。せっかく痩せたので、維持したいと思ます。
さて、今日は年末年始に実家に帰り、結婚の報告と挨拶を考えている新郎新婦さんに、マナーのポイントをご紹介します。
年末年始は、お正月のマナーもあるので、相手の実家で恥をかかないように、気をつけたいところです。今日のブログはちょっと長めです。
まずは、前回、相手の実家にご挨拶にいくときのマナーをご紹介した、こちらの記事もご一読ください。
1、お正月とは?
日本のお正月の意味を押さえておくと、安心ですね。
古来日本では、歳神様が、新しい年を運んできてくれると考えられていました。
高い山から降りてこられた歳神様は、それぞれの家庭の門松を目印としてお越しになります。
しめ縄で玄関と室内の結界を作り室内に神聖な場所を作ることで歳神様が入ってこられる空間を作ります。
丸い鏡餅を室内に飾ざるのは、そこが歳神様の居場所になるからです。
あの丸い白い鏡餅は、神事でも使われる鏡を表しています。
門松、しめ縄、鏡餅の意味を知っているだけで、少し相手のご家族との会話にも自信が持てます。
飾り始める時期も決まっていて、12月13日~28日の間にと言われています。
とくに、28日は8が付くので、末広がりで縁起がいいと飾る家庭が多いようです。
29日は「9」が苦に繋がるから、避けるという人もいます。また31日は「一夜飾り」と言って、歳神様に対して、礼儀を欠く行為とされていて避けることが多いのです。
嫁として、お手伝いに行く立場の花嫁さんは、その辺も知っておくと、安心ですね。
2、お正月の挨拶と、伺う日、手土産、服装など
1日は家族で過ごすものとされています。新しい家族としてお正月を過ごす場合は、問題ないですが、初めてご挨拶に伺うなら、1日は避け、2日から7日までの間、お昼ご飯の時間帯を避け、10時~17時の間に伺うのが無難でしょう。
通常のお正月の挨拶なら、家の中には招かれても上がらず、玄関先でご挨拶を済ませます。
ただ、結婚の挨拶ならば、招かれた場合は、室内でご挨拶をします。
座布団をすすめられても、お酒をすすめられても、まずは、正式な挨拶を先に行います。
「新年あけましておめでとうございます。●●さんとのご結婚のお許しをいただきたく参りました。宜しくお願いいたします。」と、大きな声でしっかりと言葉にしたいものです。もごもごと挨拶をしていると、相手の親御さんにも良い印象を与えません。
バシッと決めたいですね。
手土産は、お年賀の「のし」にするか、ご挨拶の「のし」にするか、迷うところですが、結婚のごあいさつで正式に伺っている場合は、「ご挨拶」の熨斗を用意するのがいいでしょう。
熨斗のくわしい説明はこちらも・・
5千円程度の地元の銘菓などが、人気があります。
服装はもちろん、かしこまった服装で。スーツやワンピースが無難です。
すでに、嫁の立場として相手の実家を訪ねる場合は、お客様ではないので、エプロンなど持参し、年末から手伝いに行くスタイルが多いでしょう。
おせち料理や、お雑煮など、それぞれの実家で習慣がありますので、自然体で、教えていただくという謙虚な気持ちが大切です。
3、お箸の使い方は要注意
おせち料理や、鍋物など、相手のご実家でお食事をご一緒することも多いでしょう。
気をつけたいのは、お箸の持ち方です。相手のご家族から必ず見られていますので、注意が必要です。
また以前は、教養が現れるとも言って非常に気にされた「箸先の汚れ」ですが、汚してもいいのは、1.5センチ、多くても3センチ以内です。
最近は気にする人も減りましたが、ご実家などでは特に注意しておきましょう。
お雑煮などの汁物をかき混ぜて、箸先を汚したりしないように、気をつけたいですね。
もちろん、箸置きも汚さないように、箸先は少し出して置くようにしましょうね。
4、おとそのマナー
「おとそ」を頂く機会も最近は減っていますね。屠蘇散(とそさん)という漢方薬を入れた、お酒とみりんを、お屠蘇といいます。
通常は元旦の朝に、無病長寿を願って飲まれます。飲むときは家族が全員、東の方角を向いて、年長者が右側から注いでいきます。
年少者から順番にいただくのは、若者の生気を年長が飲み取るという意味があるそうです。
厄年の人は、厄を祓う力を分けてもらうため、最後に飲みます。
飲むときに「一人これ飲めば、一家苦しみなく、一家これを飲めば、一里病なし」と唱えます。
5、初詣のマナー
初詣に家族でいくこともあるかも知れませんね。簡単に初詣のマナーもご紹介します。
①鳥居の前で服装を整え、軽く一礼。神様に挨拶をします。
②真ん中を避け、端を歩いて鳥居を通ります。(真ん中は神様の通り道です)
③参道を歩くときも②と同じ理由から真ん中は避けます。
④手水舎で手と口、心身を清めます。順番は(左手→右手→左掌で水を受け口をすすぐ→左手に水をかけ→両手で柄杓を持ち柄の部分に水を流し→元の場所に伏せておく)
⑤鈴をならし、邪気を払い、神様を呼びます。その後、真心をささげる気持ちで、お賽銭を丁寧に納めます。(乱暴に投げ入れないようにしてください)
ニ拝二拍手一拝します(深くお辞儀2回、柏手2回、もう一度深くお辞儀1回)柏手は、両手をきっちり合わせず、ずらします。祈るときには、手をしっかり合わせます。
⑥去るときも、最後に鳥居をくぐる前に、体を神社の方へ向きなおり会釈します。
簡単に初詣のマナーも書いてみました。参拝の人で溢れている神社では、この通りに出来ないこともあると思いますが、なるべく相手のご両親の後ろについて、ご両親の真似をしながら参拝しましょう。
お正月は相手の実家の慣習や、ご両親が大切にされていることを知る良いチャンスです。
頑張ってくださいね!
あなたの結婚式が上質で、温かく、価値のある日となりますように。