ブライダルマナー講師ときどきソムリエ 岡澤ひとみ

ブライダルマナー講師とソムリエの日常書いています

流行り始めたベビーシャワーパーティ、岡澤4つの考察

冬が苦手ですが、「12月のクリスマス前の街は、とてもロマンチックだなぁ」と、今日、急に感じた岡澤です。

 

さて、今日はすごい勢いで流行りだしているベビーシャワーパーティーを解説します。

ベビーシャワーが「赤ちゃんが入るお風呂関係のこと?」と思った方は、読んでください(笑)

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1、ベビーシャワーとは?

アメリカでは一般的なパーティー「ベビーシャワー」。日本では出産前のお祝いはしませんが、アメリカではマタニティ期間に女性の友人たちが集まってお祝いをします。

 

通常、妊娠安定期8か月前後に主役の妊婦と、誕生する赤ちゃんをお祝いするパーティなのです。

 

ベビーシャワーは、「ママと赤ちゃんに、幸せやプレゼントをシャワーのように降り注がせる」という意味です。

 

出産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなってしまうので、マタニティの間に大人の時間が過ごせるパーティは人気です。

アメリカではセレブ達の豪華なベビーシャワーが話題になったり、最近では日本でも、ベビーシャワー専門のプランナーが誕生したり、ベビーシャワーができるレストランもインスタなどで紹介され、大注目されています。

 

少人数から大人数まで、形式は様々です。妊婦のリクエストしたものをプレゼントしたり、哺乳瓶を使ったゲームをしたり、ダイパーケーキ(おむつケーキ)と呼ばれる贈り物を用意したりする特徴があります。

 

2、ベビーシャワーでやること

もともとアメリカでは妊婦さんが心配や不安でマタニティブルーにならないよう、先輩ママや友人たちが集まって、情報をシェアしたりアドバイスをもらう「おしゃべり会」のようなものでした。

それがパーティの形に進化し、今のスタイルになりました。

気軽に仲間で集まり、食事やお茶をして、ささやかなホームパーティでもいいし、レストランの個室などを貸し切って、楽しんでもOKです。

 

日本では、友人たちが主催してくれる場合もあれば、自分で企画して集まってもらうという場合もあるようです。

ベビーシャワーの準備として「やること」は以下のような感じです。

 

■招待状を作る(開催日時や場所、会費など)

■会場装飾(かわいいパステルカラーの会場装飾が多いようです)

■ゲストへのサンクスカード(パーティが終わったら、妊婦さんからゲストへ、お礼のカードを送ります)

 

3、ベビーシャワーお祝いの品

ベビーシャワーでやるゲームは、「妊婦さんのお腹周りが何センチか?」というクイズしたり、「哺乳瓶を使って、誰が飲み物をいちばん早く飲めるか?」どの盛り上がるゲームをしたりします。

 

また、持参するお祝いで、無くてはならないのが、「ダイパーケーキ」です。

紙おむつを何個もリボンで結んで作ったケーキのことです。

パーティーのテーマカラーに合わせたケーキを持っていくことが多いのです。

 

色々なおむつケーキが販売されていますが、友人同士で簡単に作ることもできますよ

 

他にも赤ちゃん用の食器や、ベビー服など3000円~5000円くらいのプレゼントが相場のようです。

妊婦さんのリクエストを聞いて、プレゼントが被らないようにするのが、アメリカ流。

妊婦さんの出産準備の負担を少しでも減らせる、合理的ないいアイデアですよね。

 

4、まとめ

私は子供がいませんが、子供が大好きです。あまり、人には話しませんでしたが、長く不妊治療をしていました。

 

働きながら、不妊治療をしていると、なかなか妊娠しない自分や、パートナーにイライラしたり、周りの幸せそうな妊婦さんを見たり、ママを見たりすると、自分だけがお母さんになれないのだと、辛く悲しい気持ちになることが多くありました。

 

妊婦さんばかりが優遇され、不妊治療で心も体も、こんなに苦しんでいる私の気持ちは、社会や会社は分かってくれない・・そんなちょっと行き過ぎた思いを持つこともありました。

 

「ママプランナー」という言葉にも、アレルギーがありました。

私だって、ママになりたいのに・・。

外科手術や、毎回請求される診察代金に青くなった日も何度もありました。

 

「もう、出産をしない」そう決めた日から、随分気持ちがラクになったのを覚えています。

今では、街中で赤ちゃんを見たり、友人の子供たちを見ると、自然と笑顔になります。

今、思えば、子供が大好きだから、余計に執着していたのでしょう。

 

SEX AND THE CITYというアメリカのドラマで、ベビーシャワーに呼ばれた主人公キャリーが、自分は子供がいないのに、縁遠い友人から何度もベビーシャワーに呼ばれ、そのパーティに履いていった高級な靴がなくなり、その妊婦の友人に請求をする・・そんな回があった様に記憶しています。

 

人間は、その立場になってみなければ分からないことがあります。

結婚したいけど出来ない人、子供が欲しいけど出来ない人、自分が望んでいる性別の赤ちゃんが出来ない人。

いつだって人は無いものを不足に感じる生き物なのかも知れません。

 

だから、今の自分の「無いもの」を見るのではなく、「あるもの」に注目して生きていきたいなと思うのです。

 

この記事を書きながら、自分が、あの不妊治療中だったら、ベビーシャワーに呼ばれて、素直に喜べたかな?と、ふと思いました。

考えついた答えは、自分の大切な友人だったら、きっと喜んでベビーシャワーに行っただろうということでした。

その友人との関係性もあるのかな?と思います。

皆さんはどんな風にお考えになりますか?

 

今日は、妊婦さんのベビーシャワーパーティについて書きました。

 

あなたの結婚式が上質で温かく、価値のある1日となりますように。

 

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