ブライダルマナー講師ときどきソムリエ 岡澤ひとみ

ブライダルマナー講師とソムリエの日常書いています

結婚式のお金のこと、見積り金額の計算方法

結婚式をしようと決めたものの、

お金のことが全然わからない・・というお二人も多いですよね。

ご両親や親族からのお祝い金でまかなえるという幸せなカップルから、

自分たちで調達するというカップルまで、事情はそれぞれですよね。

結婚式の気になるお金を今日は解説します。

【目次】

1、平均的な結婚式の総額の計算方法

2、見積もりに載っているアイテムの料金

3、結婚式以外のお金の相場

4、もらえるお金について

5、結婚式費用支払いのタイミング

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1、平均的な結婚式の総額の出し方

これは、ウエディングプランナー歴22年の私が、概算でざっと、結婚式の総額を計算したいときに必ず使う計算法です。

なかなかの精度なんですよ(笑)

(式場さんによっては、多少違うのですが、最近結婚した卒業生たちから聴くと、最終的には「それくらい必要だった」という意見多数)

 

ご自身の結婚式の総額をざっと出したいときに、使ってみてくださいね。

 

■40名までの結婚式の場合の計算式

8万円×(掛ける)会食にお越しになる人数です。

例えば、10名の結婚式の場合

8万円×10名=80万

ドレスやヘアメイク、写真、会食代など含んでいます。

宿泊代などは入っていません。純粋に挙式・披露(会食)総額と思ってください。

少人数の結婚式になるほど、少し割高になります。

衣装や写真の金額は人数で変動しないからなんですね。

 

■40名様以上の結婚式の場合の計算式

5万円×(掛ける)披露宴参加人数です。

例えば、80名の披露宴の場合

5万×80名=400万円となります。

あくまで概算のざっくりした計算式ですが、

こんな風に出せると知っておいていただくと、

式場さんからもらった見積もりを見たときに、

参考になるかな?と思いご紹介しました。

 

2、見積もりに載っているアイテムの金額

*料理1万円~1万5千円くらいが多い価格帯です。

*飲料飲み放題で3000円~3500円(カクテル付きで4000円くらいもあり)

*ウエディングケーキ(生)お一人1500円×人数分

*スナップ写真 10万~30万くらい(挙式のみは安いです)

*映像 13万~30万くらい(全収録や、エンドロールなど種類あり)

*お花全体(花束、卓上・メイン・ブーケ)15万円くらいから上は天井知らずですが、

素晴らしい空間になることは間違いないです。

*音響照明 5万

*招待状400円~

*メニュカードや席順表のセット1枚1000円~

*司会者 7万円~(人前式の司会は別途3万円くらいかかることが多いです)

*介添え 1万~3万くらいまで会場によって違います

*美容・着付け ドレス1点で65000円くらいから、点数で増えていきます。

*和装着付け・セット 12万くらいから

*引出物・引菓子セットで 5千円~

*プチギフト(おひらきの際に配る)300円~

*引出物のオリジナル袋 350円~

以上のような感じですね。

これはあくまで一般的な数字で、会場や地域によっては、

もう少しお安かったり、お高かったりします。

 

3、結婚式以外にかかるお金の相場

結納・顔合わせの会食など費用(両家6名で計算した場合)

会食6万円~

結納品10万~

結納金平均90万

婚約指輪平均30万~

新婦から新郎への返礼15万~

■ハネムーン旅費平均60万円

 

4、もらえるお金について

ゲストからいただくご祝儀や親せき・家族からのお祝いや援助など、

結婚で入ってくるお金も考えておくと、計画が立てやすいですね。

*親戚 5万~10万

*上司 3万~8万

*恩師 3万~5万

*友人 3万

*親からの援助・・カップルの70%が親からの援助を平均90万強もらったという近年の調べがあります。

 

5、結婚式費用の支払いのタイミングは?

挙式・披露宴の費用は、ほとんどの式場で前払い(挙式の1週間前までに)としている式場さんがほとんどですが、最近では当日清算OKの式場も出てきました。

この場合は、頂いたご祝儀も支払いに充てることができますね。

また、クレジットカードを使える会場も多いので、実質後払いが可能という会場も、

昔に比べると増えてきています。

ただ、カードの上限額を上げておくことを忘れると、払えない・・ということも起こりますので、そこは注意が必要ですね。

また、新郎様のカードと新婦様のカードの2枚を使用して払ったり、複数のクレジットカードで払うこともOKの会場もありますから、

心配な場合は、会場を決める前に、確認をしておいてくださいね。

 

今日は結婚のお金をご紹介しました。

 

支払う金額と、その提供される結婚式の価値が釣り合うのは当たり前です。

お客様が支払ってくださった以上の価値(感動)を提供できるのが、結婚式場のあり方だと私は思います。

さらに、広告費をはじめとするウエディングのビジネスモデルそのものにも、挑戦していかなければ、「良い結婚式を創りたい」と言う人財がどんどん離職する業界になっていきます。

 

 

お二人の結婚式が、上質で温かく、価値のある1日となりますように。

 

ご質問、お待ちしておりますー!

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感謝です。