ブライダルマナー講師ときどきソムリエ 岡澤ひとみ

ブライダルマナー講師とソムリエの日常書いています

結婚して初めてのお正月に気をつけるたった1つのこと

今年もあと10日となりましたね。今年、令和元年ご結婚されたカップル(令和元年婚)の皆さまは、初のお正月です。

新しいご家族でのお正月は、とても新鮮で幸せな時間だと思います。

が、新しいご家族の一員になったからこそ知っておきたいこともあります。

 

今日は、お正月前に準備しておくといいことを書きたいと思います。

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新しい家族になったことの自覚

今のカップルを見ていると、嫁姑問題って無いのかな?と思うくらい、相手のご両親と仲良しです。

これは、「ゆとり教育」の一番良い効果だったんじゃない?と私は勝手に思っています。

嫁、姑でいがみあったりしないんですよね。

 

いい意味で、相手のお母さんを警戒していません。

 

だって、相手のお母さんのことを「〇〇くんのママ」って呼んじゃうし、交際中でも、相手の自宅に泊まりに行くし、自分が相手のママに嫌われるかも?みたいな緊張感とか、「私大丈夫かな?」っていう、恐れが少ないような気がするんです。

 

ママの方も寛容で、昔のお母さんみたいに、うるさいこと言わない。

 

お友達親子というのでしょうか?男女交際にもオープンです。これは、私が専門学校の講師を10年やっての個人的な感想ですけどね。

今でも怖いママはいるのかも知れませんが・・。

 

それでも結婚したら、立場って変わるんですよね。「彼女」という存在から「娘・嫁」という存在に。男性は、「彼氏」という立場から「息子・婿」という立場に。

少なくとも、ご両親はそう思っているはずなんです。

 

だから、「あ、私は彼女(彼氏)じゃなくて家族の一員で、嫁(婿)なんだ」って自覚してみることも必要です。

 

家族でお正月を過ごさない選択

結婚して初めてのお正月、二人で仲良く旅行したり、新居で二人でまったりしたり、仲良しのお友達と遊びたい・・そんな気持ち、すごくわかります。

 

で、今のご両親も、きっとそれを許してくれます。

 

「正月は歳神様を迎えるんだから、1日は家族で食事を!」なんて強制してくるご両親は少ないでしょう。

 

でも、本来は、「1日は家族で過ごす」というのが、日本の昔からの習わしだったことは、知っておくといいですよね。

この記事も参考にしてみてください。

www.hitomiwedding.site

 

 

家族で過ごさない場合は自分からも連絡を

ところで、結婚式が終わってから、相手の親に自分から連絡を取ったことって、何回くらいありますか?

 

意外と、パートナーに連絡を任せきりで、自分から相手の親には、何も連絡をしていない・・という人も多いんじゃないでしょうか?

 

でも、せっかく新しいお父さん、お母さんができたのだから、自分から連絡をしてみることを、私はおススメしてます。

 

電話が苦手なら、ラインなどでもOKです。今はこういう部分が便利ですよね。

 

20年くらい前なら、舅、姑さんが携帯電話を持っていないし、「ライン」なんてありませんでしたから、コミュニケーションは、電話か直接会うことだけでした。今考えると、ハードル高いです!

 

こちらから連絡を入れるだけで、お父さんお母さんとの心の距離を縮め、愛される婿・嫁になれるのですから、これはとても便利なツールだと私は思います。

 

結婚式では、涙・涙で感謝を伝えたのに、その後、全く連絡を入れないとか、お正月の帰省や挨拶もしないとなると、ご両親も理解はあれど、「ちょっと寂しいな・・」という気持ちになります。

 

もし、お正月に帰省しないなら、自分の口から相手のご両親に連絡をして、何かお正月に召し上がっていただけるような、美味しいものでも送っておくのが、家族の間でもマナーだと思います。親しき中にも礼儀ありですね。

 

結婚式でもお世話になったお父さんお母さんですから。

 

ちょっとだけ私のこと

私も嫁の立場が、かれこれ14年。お正月1日に、毎年欠かさず、姑と食事をしていましたが、今年、姑が他界し、喪中です。

 

姑とのお食事は、毎回、なんとなく緊張したり、会話もそこまで弾まなかったのですが、今年は、そんな盛り上がらなかった会話のことさえも、きっと思い出すのでしょう。

 

私が12年以上やっていた弓道に、「会者定離(えしゃじょうり)」という言葉があります。会うものは必ず離れるという仏教用語です。

 

弓をこれ以上、引けないところまで精いっぱい引いた状態を「会(かい)」と言い、そこから自然な「離れ(はなれ)」が起こり、矢が的へと飛んでいきます。弓道でとても大切な場面です。

 

どんな人とも、出会いがあれば、自然の別れが必ず起こります。

その自然の「離れ」がくる日まで、精いっぱい、その出会いを大切にできるといいですよね。

 ちょっとセンチにそんなことを考えました。

 

あなたの結婚式が、上質で温かく、価値のある日となりますように。

 

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