ブライダルマナー講師ときどきソムリエ 岡澤ひとみ

ブライダルマナー講師とソムリエの日常書いています

結婚式に用意する「お車代」や「お礼」の金額は?

結婚式準備には、お金がついて回るのですが、

忘れがちなのがゲストへのお礼や、お車代です。

今日は、このお車代やお礼のお金事情について考えてみたいと思います。

 

《目次》

 

 

 

 

1そもそもお車代やお礼の考え方

あなたがもし、結婚式の費用を節約したいと考え、

このお車代やご祝儀(お礼)をケチったら・・・私は少し心配になります。

なぜなら、結婚披露宴に招待されたゲストは、

あなたのために自分のお金と時間を使って、

お祝いの為にわざわざお越しいただくからです。

ですので、ここは当然の必要経費だと認識して、

しっかり用意していきたいですよね。

このお車代のことで喧嘩になるカップルを沢山見てきました。

喧嘩の前に、ぜひご一読ください。

 

2お車代を渡すゲストの目安

遠方からお越しいただいたゲストや、近隣でも主賓のご挨拶をお願いした方、

気を遣う上司、また両親が懇意の有名なゲスト(政治家や有名人)には、お車代をご用意することが多いでしょう。

 

また、親族へのお車代は、今までの慣例を参考にされるご家族が多いですね。

(従妹の時はこうだったとか、おじさんの時はこうだった。という過去の例)

 

新幹線を使う

高速代を使う

電車代で5000円以上

宿泊・新幹線代の合計が2万円以上

 

こういった基準でお渡しされる方が多いようです。

 

昔は、当日に利用したタクシーの運転手さんにも、お礼を渡すという光景、珍しくありませんでした。

自分たちの結婚式を手伝ってくれた全ての人に、ご祝儀(お礼・心づけ)を渡すという地域も多かったのです。

 

今は、式場のスタッフや司会者さん、美容師さん、介添えさんも、

式場の「きまり」でいただけませんと、固辞されることがほとんどですね。

サービス料を支払っているからという考え方です。

ですから、式場スタッフへのお礼やお心づけは、気になさらなくていいでしょう。

 

他にお渡しになるとしたら、

★司会を友人がしてくれた場合

★受付をお願いした友人

★スピーチや乾杯の発声や余興をお願いした上司や友人

★カメラマンをお願いした友人や親せきなど

こんな方々にお渡しすることが一般的でしょう。

 

3いくら渡すの?

お車代の額は?

全額ご用意が望ましいと言われています。

どうしても負担が大きければ、「半額渡し」という場合も

宿泊費と交通費のどちらかだけという場合もあります。

 

お礼(お心づけ・ご祝儀)の額は?

司会をしてくれた友人には、司会代金、お食事代・交通費を合計した金額が妥当でしょう。台本を考えたり、準備にも時間を使っていただいてますからね。

 

主賓の挨拶や余興などしてくれた方へは、お車代相当のお礼額をされていることが多いようです。きりのいい、5千円や1万円(奇数)が望ましいでしょう。

 

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4どんな金封(封筒)に入れるのか?

今は可愛い封筒も沢山出ています。

1番気をつけないといけないのが、

金封の水引きは(真ん中にある紅白のリボン状のもの)ウエディングの場合、絶対に「蝶結び」を使わないようにしてね、ということです。

蝶結びは、結び目がほどけるので、縁起が悪いのです。

結び目がほどけない「結びきり」をお選びください。

 

それと、中に入れるお金は必ず新札でご用意を。

古いお札は、おめでたい時には不釣り合いです。

 

ですので、早めにお車代の用意をしておくことが肝心です。

最近、新札の枚数を制限している銀行もあるので、注意してくださいね。

 

アマゾンでこんな可愛い金封も見つけました!

 

 

お二人の名前や結婚式の日付が印刷出来るんですって。

進化してますね。すごい。私の時も欲しかった・・・。

 

スマートな渡し方

全額負担なら、前もって新幹線のチケット、宿泊先の予約と会計を済ませ、

ゲストにその詳細を伝え、チケットを郵送するのが、一番スマートですよね。

 

一部負担の場合でも前もって、お送りしておくのがマナーです。

 

でも、なかなかお会いできないとか、送る時間が無かった場合は、

当日、受付で受付け係の友人からお渡しいただく方法です。

 

ホテルや式場の人は、金銭を預かったりしてくれませんので、

受付係の友人にお車代を忘れずに預けておいて、

受付で渡していただくように準備しましょう。

 

6まとめ

お車代やご祝儀をしっかり準備できることが、大人の第1歩というか、夫婦の第1歩ですよね。

 

お金の価値観の違いで喧嘩になることも多い場面かも知れませんが、披露宴に集まってくださる方々は、お二人のこれからの大切なサポーターです。

 

お礼の気持ちが伝わることを優先することが大切ですね。

 

あなたの結婚式が、上質で温かく価値のあるものでありますように。

 

ご質問なんでもお待ちしております!