【岡澤流】結婚式の節約術 前編
お正月の空気を感じつつ、私の頭の中は早くも、2020年秋のウエディングをイメージしています。
5月以降に発表予定のウエディング会場も、秋は素晴らしい景色になるんです。
ご予約が埋まる前に、気になったあなたは、 ぜひご連絡くださいね。
現地をご案内させていただきます。
まだ2020年夏も秋も、良い日が空いております。
プランナーを長くしてきた岡澤が、一目ぼれしたお庭をあなたにもご覧いただければと思います。
さて、【お金と結婚式シリーズ】を今日から、何回かに分けて書いて行きたいと思います。 宜しくお付き合いください。
今日は、結婚式を節約しすぎた友人Aの話をご紹介します。
1私の友人Aの驚くべき結婚式
私の友人Aは、料理教室の先生です。
街コン、ペアーズ、お見合い会社、数合わせのコンパでさえも、彼女はいつも本気でした。彼女の手抜き無しの婚活に、私はいつも感動さえ覚えるほどでした。
何年かの涙ぐましい婚活が功を奏し、ある日、Aはコンパで素晴らしい彼と出会い、トントン拍子に結婚が決まりました。
そして、私は友人たちと、楽しみにしていたAの結婚式へ。
さすがは、料理教室の先生!
お料理には並々ならぬ気合が入っていました。
総料理長が料理説明にやってきて「今日まで6回の試食を繰り返し、ようやくAさんからOKをいただいたときは、本当に嬉しかったです」と、挨拶を始めた総料理長。
「6回の試食?!!」普通は、試食なんて1回で決まるものです。多くても2回。
私が担当したカップルでも、4回が最高でした。驚いて、メイン席に座っているAの顔を見ると、自慢げに余裕の表情を浮かべ、私を見て、ニコニコしています。
さすがはしっかり者のA。
その後、乾杯の挨拶。
「待ってました!シャンパンかスパークリングワインが飲めるぞ!」と内心、喜んでいた私のささやかな願望は、見事に打ち砕かれました。
乾杯のグラスには、ビールが。
「え?ビール?あ、あの・・」とサービスの女性を呼び止めたら、「今日のお飲み物は、ウーロン茶かビールのみとなっています。」とあっさり断られてしまったのです。
「な、なんてこと・・。こんな美味しいフランス料理に、ワインが無いなんて・・(涙)」私にとっては、お料理とワインはセットなのに。そ、そんな・・・。
実はAは、お酒が飲めないのです。
Aよ・・ワインをケチるなんて・・・。
お料理とデザートブッフェは素晴らしかったのですが、ワイン好きの私としては、ワインが飲めないのは辛いものがありました。
親族のおじいちゃんからは「日本酒、持ってきて~」というリクエストも飛び出し、子供たちからは「オレンジジュース飲みたい」と鳴き声が・・。
あっさり「ビールかウーロン茶のみ」と断られれているゲストの姿は、ちょっと悲しい場面でもありました。
そんな私の悲しい気持ちも知らず。
Aは、メイン席でニコニコしながら、お料理を1つも残さず、モリモリ食べています。
料理を食べるAの姿をよく見ると、数か月前より体の線がほっそりしています。
「あれ?A、痩せたんじゃんない?ブライダルダイエットでもしたのかな?」と、私は隣に座っていた友人K子に言いました。
K子は驚いた様子で、「え?知らないの?Aが、エステの広告に出てるの、見てないの?」と言いました。
「知らないよ。どんな広告に出てるの?」私が聞き返すと、なぜかK子は小声で「ほら、水着姿でビフォーアフターの写真が載ってる、エステの広告あるでしょ?」
「あれに、Aがモニターモデルで、出てるんよ」というのです。
Aは、結婚式までに、どうしても無料でエステに行きたかったので、モニターとして広告になることを条件に、無料でエステを受けていたのです。
そして、8キロも減量に成功していました。
2次会でAは私に「全部、タダやってんで。すごいやろ!」と勝ち誇った笑顔で言いました。
もう、ここまでくると、彼女の徹底した節約に、感服するしかありませんでした。
長い結婚式の1日が終わり、自宅に戻って、引出物を見ると、彼女の祖父が趣味の陶芸で焼いた「湯飲み茶わん」と、引菓子には、Aがモニターをしたエステ会社の「コラーゲンゼリー」が入っていました。
コラーゲンゼリーは、Aがダイエットに成功した謝礼でもらったギフト券で購入したので、0円だったそうです。
そして、おじいちゃんの湯飲み茶わんも、おじいちゃんからのお祝いで、0円で済んだそうです。
見事に、節約に完勝した、しっかり者のA。
普通なら「3万円ご祝儀を渡したのに、ワインも出なかった」と、ちょっと嫌味も出る可能性がある展開です。
が、なぜかAは、あっけらかんとして、「0円」と笑っている姿が、可愛くも見えてしまうのです。羨ましいキャラです。
2節約の考え方
節約を考えたとき、「ゲストからいただいたご祝儀の中で結婚式が出来ないか?」や「なんなら、ご祝儀を少し浮かせて、そのお金でハネムーンに行けないか?」という考えを前提にケチることは、岡澤はお勧めしていません。
ゲストはわざわざ時間とお金を使って、あなたの為にお祝いに駆けつけてくださるわけですから、ご祝儀を浮かせるという考え方は、ゲストに失礼になってしまいます。
お食事も、飲み物も、お花も、生演奏やDJなども、ゲストへの「おもてなし」であり、「プレゼント」なのです。
引出物、引菓子もお土産であり、お二人の結婚の記念品なんですよね。
ですから、【安ければなんでもいい】【ゲストに掛けるお金は、とことん節約】【自分たちの写真だけは豪華に】こういった考えは、寂しいなぁと岡澤は思います。
無駄を省いて、いい結婚式をして、ゲストに喜んでいただけるおもてなしを出来たら最高ですよね。
今日は、実際の結婚式のエピソードも交え、お金の話を書きました。
明日は、ケチとは違う、具体的な節約術を書いてみたいと思います。
今日も長文をお読みいただいてありがとうございました!
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お返事100%です。
結婚式のカタチは、それぞれの価値観や、立場で変わります。
お金の掛け方も、1組1組違って当然です!
フォトウェディングだけ、挙式だけ、友人とパーティだけ。どんな結婚式も同じスタイルはありません。
普通の結婚式をドラマチックに変える魔法もお伝えしています。
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