ブライダルマナー講師ときどきソムリエ 岡澤ひとみ

ブライダルマナー講師とソムリエの日常書いています

「マイクロウエディング」とは?岡澤が解説

ニューヨークの結婚事情を調べたり、NY在住のプランナーさんに話を聞いたりすると、なんだかテンションが上がる岡澤です。

 

今日は、アメリカの結婚式事情で、今話題の「マイクロウエディング」を解説したいと思います。

日本では地味婚という言葉がありますが、アメリカではマイクロウエディングが似たように言われます。でも、全く異なる両者。その違いも興味深いはず。

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 1,ブーマー世代とミレニアル世代

マイクロウエディングを一言で説明しますと、上質な結婚式を少人数で行うこと、場所や写真にこだわるのが特徴で、少人数でもケチケチした結婚式ではなく、予算をかけて二人の個性やこだわりを詰め込む結婚式のスタイルです。

 

このマイクロウエディングを支持しているのは、1946年~1964年生まれのいわゆるベビーブームに誕生したブーマー世代で、特に熟年再婚カップルが多いと言われています。

 

また、ブーマー世代の子供にあたる1980年~1994年生まれのデジタルネイティブと言われるミレニアル世代39歳~25歳の初婚カップルからも支持されています。

 

ブーマー世代のカップルは最初の結婚式の反省や、本物、上質といったことに目が肥えていることもあり、このマイクロウエディングになるケースが多いそうです。

 

そして、ミレニアル世代は誕生したときからデジタル・ネイティブ。

SNSのある日常に生き、セルフィー(自撮り)にとことんこだわりを持っています。

 

また、シンプルでミニマリズム主義を好む人たちが多く、形式や伝統的スタイルを重要視せず、どちらかと言うと型破りで、ルールを壊すこと、ゼロから自由に作り上げることを大切にし、またそれを得意とする世代ですから、結婚式を大聖堂で行い、100名~200名の盛大な結婚式をするという、伝統的な結婚式を良しとせず、最高の写真1枚を撮影することに、とことんこだわりを持っています。

 

極端なことを言えば、ミレニアル世代はインスタ映えする素晴らしい写真を撮るために、結婚式場の場所も探しているのです。

 

2,マイクロウエディングとは?

では、実際どんなのがマイクロウエディングかというと、仲良しの親友を数名だけ招き、自分たちとって意味のある場所で結婚式を挙げます。

海辺や、森の中、2人が出会ったレストランや、ワイナリーなどです。

そして、空間デザインにこだわり、1つ1つのアイテムをテーマに沿って用意します。

そこには決まった形式などは一切ないわけです。

 

 

3.マイクロウエディングの特徴と日本の地味婚との違い

 

マイクロウエディングは2人のこだわりを少人数のゲストと、特別な場所で行うという結婚式スタイルのことを言います。

 

では、なぜ少人数なのでしょう?

 

それは、ミレニアル世代が置かれているストレスに関係があるようです。

それでなくても、SNSでゆるく繋がりあっている人間関係に、極度に疲れており、それ以上にゲストを沢山招いたりして「イベントでストレス」を負うなんて、、という背景だそうです。

 

いやぁ、日本の若者にも共通してるような、、。

上司を披露宴に呼ぶなんて、あり得ない!

そんな若い人が日本でも増えていますよね。

 

ニューヨークと日本のミレニアル世代は、もうそんなに変わらないんでしょうね。

 

リアルで大勢のゲストを招かなくても、最高にクールな1枚の写真さえ撮れれば、それは勝手にどんどんと拡散されて、友達のみならず、

全世界へ配信できるのですから。

 

パーティ好きのアメリカ人のイメージが少し変わりませんか?

 

日本の地味婚や無し婚の原因1位はお金と言われており、2位以下では、次の理由があげられています。

 

セレモニーが嫌い、結婚式に意味を見出せない、子供が出来たから ...

 

日本のミレニアル世代も、実はお金の問題だけでなく、この「デジタルでのストレス」や「イベントでのストレス」を避けたいからという潜在的な想いも、あるのではないのかなと私は考えています。

 

日本のブーマー世代、ミレニアル世代の方々に、ニューヨークと同じスピードで、岡澤流の自由でクール、意味のある場所、シンプリシティー、型破り、ルールを壊す、ゼロから自由に創り上げる、地味婚ではない、マイクロウエディングも、ご提案したいと思います。

 

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ゆるっとお繋がりください。

 

あなたの結婚式が上質で温かく、価値のある日となりますように。